【八幡和郎様より応援メッセージを頂きました】
2016年07月08日活動報告
こやり隆史の経産省時代の大先輩であり、滋賀県大津市出身の政治評論家である八幡和郎先生から応援メッセージをいただきました! 以下、ご紹介します。(スタッフ投稿)
小鑓隆史さん〜虚飾のない国際的にも通用する政策マンです
政治評論などやっていると、特定の候補者の応援は書きにくいのですが、さすがに、職場の後輩については、放っておくのも冷たい。そこで、滋賀選挙区から立候補している小鑓隆史さんについて良く知って頂きたいという趣旨で書くことにします。
小鑓隆史さんは、二年前の滋賀県知事選挙では魑魅魍魎の汚い政治の世界でもみくちゃにされて落選してしまいました。対抗馬もレベルの高い人で、しかも、選挙にもなれているというハンディがあったこともありますが、そのとき、多くの人が、知事になったら文句ない名知事なのだろうが、選挙では正直すぎると言ったものです。
とくに、原子力発電の問題については、滋賀県知事としてできることはしっかり話さねばならないが、あとはリップサービスしておけば良いと多くの人がアドバイスしたのですが、彼自身が民主党政権時代に官邸でエネルギー問題を担当していたのだから、そのときに、みんな納得して進めていたのと違うことはいえないときまじめに応対してだいぶ損をしました。対立候補が、政権幹部だった立場から離れて政治的に有利なように自由に発言するのと比べて好対照でした。
また、新聞記者と雑談した内容を編集したとされる、出所不明の怪文書を流され、実際とかけ離れた人物像を創り上げられてしまいました。対立陣営の政治家たちが互いにしていた罵詈雑言ぶりなど、つまみ食いすればすごいものでしたから、相手陣営の怪文書を使ったやり口は汚いとしかいいようがありませんでした。
そういう悔しい経緯もありましたから、政治の汚い世界から離れるのかと思いましたが、彼が日本にとっても滋賀県にとってもなくてはならない人材だという人々から説得されて、また本人も故郷である滋賀県のために働きたいとの思いを強くし、国政選挙に再チャレンジをしてくれています。
日本の政治家で技術官僚出身の人は、土木の世界をのぞくと少ないのですが、システム工学という専門分野は政治家として最適だと思います。また、官邸での仕事などもこなしていますし、普通なら事務系の仕事である多くの要職を異例なかたちで抜擢されたなど、即戦力であることはいうまでもありません。
イギリス留学やヒューストン駐在という国際経験もしっかりつんでおり、間違いなく政界のホープとしての将来を保証されています。そして、健全な家庭人でもあります。政治の魑魅魍魎の世界に汚れていないナイスガイである彼に、今度こそチャンスが与えられることを期待する人が多いのは当然のことだと思います。
八幡和郎 評論家・歴史作家。徳島文理大学大学院教授。
滋賀県大津市出身。東京大学法学部を経て1975年通商産業省入省。入省後官費留学生としてフランス国立行政学院(ENA)留学。通産省大臣官房法令審査委員、通商政策局北西アジア課長、官房情報管理課長などを歴任し、1997年退官。2004年より徳島文理大学大学院教授。著書に『歴代総理の通信簿』(PHP文庫)『地方維新vs.土着権力 〈47都道府県〉政治地図』(文春新書)『吉田松陰名言集 思えば得るあり学べば為すあり』(宝島SUGOI文庫)など多数。