知事に求められるもの
2014年05月16日活動報告
日々、県内各地を訪問させていただきながら、政策づくりも平行してすすめています。
基本政策から、詳細な政策を立案していくにあたって、私が重視しているのは、
・県政の課題
・県民のみなさんが持っている県政のニーズ
この2つを、出来るだけ正確に把握することです。
今は、滋賀県がこれまで実施してきた各種の統計情報を詳細に分析しています。
県議会議員のみなさんや、県内各地で活動されている諸団体のみなさん、そして行く先々でお出会いさせていただく県民のみなさんから、現場で直接お話しをうかがい、データと現場での感覚をリンクさせながら、毎晩少しずつ作業をすすめています。
県政を考えるときに、どうしても「滋賀県」や「滋賀県民」と一括りにしてしまいがちですが、大きく分けても湖東・湖西・湖南・湖北という4つ地域があり、13市6町の基礎自治体があり、0歳から100歳以上まで、141万県民の方がそれぞれの地域で生活をされています。
県政満足度や、重要だと思う政策は、こうした地域や年代によって当然異なります。こうした地域、年代の違いを頭に入れながら、そこで生活されている方の顔を思い浮かべながら、滋賀県全体として限られた予算のなかで政策の優先順位をつけていかなければなりません。
大切なのは政治家個人の思いつきや思い込みで、言葉遊びのように政策を掲げるのではなく、県民のために進むべき方向性を示し、課題解決のための政策を立案することです。そして職員や県議会、市町や国と、対立ではなく「尊重と協力」の関係を構築しながら、政策を確実に実行していく。それが知事に求められる仕事だと考えています。